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[ 2012.12.23 ]
仙台メディアテーク「考えるテーブル」へ出演
代表の本間が、仙台メディアテークで開催された「考えるテーブル」
においてゲスト出演、「被災地からの情報発信をデザインする」というテーマで
情報提供させて頂きました。
震災に関するメディア報道が減って行く中、
風化する状況をどう捉え、ふまえどのような情報発信をしていくのか。
『東北復興新聞』や『TOMORROW』の発行・運営、
スタディツアーや大槌町・大船渡市におけるコミュニティ紙の発行支援
などを行って来たHUGとしての仮説をお話させて頂きました。
お話させて頂いたのは、阪神や中越、またはスマトラ等の震災を考えても、
「風化は止められない」という前提のもと、
いかに「伝えたい情報ではなく、相手の聞きたい情報」を発信するか、
ということです。
そのための方向性の仮説として、
①復興・被災地とは別の文脈で情報をコンテンツ化
②メディアが取り上げ易い切り口
③人やストーリーによる訴求
④元ボランティア等のコアターゲットへのアプローチ
という考えをお伝えいたしました。
その後は集まっていただいた30名弱の方々でグループワーク。
参加者それぞれに、情報発信の目的である、
「誰に」「どういう行動をとってほしい/どういう状況になってほしい」
について発表いただき、そのために必要な情報発信をディスカッション。
当たり前ですが情報発信は手段であり、目的が重要です。
同じテーブルには河北新報でWEBをご担当されている
デジタル編集部の八浪部長がいらしてファシリテーションを頂きました。
驚いたのは、セッション前にFacebookでご友人に「どんな情報発信がよいか?」
と意見を募っていらしたとのこと。
ある方(河北新報の方とのこと)が書かれていたと言う
「一方的な情報発信はNG。まずは相手を知り、想像するところから」
というお話にうなりました。
情報発信という言葉をよく聞きますが、まずはここから。
改めて考えさせられるお言葉でした。
その他、活発な議論から具体的なアクションの芽も見える
素晴らしい場となりました。
貴重な機会に感謝しております。