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[ 2020.01.08 ]

ローカルライター養成講座@陸前高田

HUGでは、5年間におよぶ『東北復興新聞』の運営や、Googleや復興庁のプロジェクトにおける制作ノウハウを地域に還元するため、東北をはじめとする全国各地で「ローカルライター育成講座」を行なっています。

以下、先日行われた岩手県陸前高田市において行った合計6コマの講座の内容を紹介します。講師はリクルート『ゼクシィ』や講談社『FRaU』での編集業務を経て『東北復興新聞』では編集長を務めた本間美和が担当しました。

(岩手県事業・事業名:被災地における子育て女性のコミュニティ形成と地域参画)

講座内容(1日あたり午前1コマ午後1コマ計4時間。隣の部屋で託児

●1日目:
・地域ライターの可能性
・良い記事って何か
・取材の仕方と記事の書き方の基本
・ペアワーク①:インタビューし合い相手にキャッチフレーズをつける
・切り口と構成、うまく書くテク
・ペアワーク②
・写真の良し悪し

事後課題:
出されたテーマの中から好きなものを選び、客観的と主観的タッチで2本執筆。

●2日目(2週間後):
提出した課題に、赤入れをしたものを返却。全員の作品を解説していく授業。(他の人の作品と赤入れを見て学びにする)

●3日目(1週間後):
・模擬取材&即興記事作成(地域で活躍する女性2名をお招きし、グループに別れて囲み取材40分。1時間+昼休みで記事に書き上げる)。全員で発表し合い、その人への感想のお手紙を全員が書く
・新しく制作するママサイトの編集会議(コンセプト、ターゲット、エリア、コンテンツの決定)

講師を担当した本間美和より:「陸前高田に新しい風が吹く日」

「3日間の授業で、普通のママたちを地域ライターとしてデビューさせてください」。

本質的には、そうしたオーダーだったのだと思います。私がいただいたのは。なんて大それたことを安請け合いしてしまったのだと後悔しながらも、必死でテキストをつくり、私が持つすべてをぶつけました。

結果、私だったらヒ〜!と言って途中で逃げ出したくなるほどのスパルタ授業になってしまったのだけど。参加した11人のママたちは、私の手加減なしの球を最後まで全力で打ち返し続けてくれました。彼女たちの提出課題なんて、どれもこれも驚き感動するもので、こちらも本気で赤入れをさせていただきました。

そして1人ももれなく全員が、お世辞ぬきで本当にライターとして羽ばたける実力と自信をつけて卒業しまた。

終了後、思わず組んだ円陣。離れ難く、胸熱く、「最高!」「大好き!笑」「こんな感動するのいつ以来だろう!」口々に言い合った。なんだこれ!まるで青春じゃないか!!

「陸前高田で孤軍奮闘する母親たちをつなげ、コミュニティを盛り上げるためのママサイトを立ち上げたい。子育て中の母親がコマ切れ時間でもできる仕事をつくりたい」

そんな目的があって始まった試みでしたが、ママたちが地域ライターになることの意味は、思っていたよりずっと大きいと知りました。それは「ママライターが地域を耕す」ということです。

ママの目線、女性の目線、生活者の目線で、地域の美しさを掘り起こし、そこに住む素晴らしい人々に光を当てていく。それを誰にもわかりやすい言葉で伝え、皆で分かち合っていけたとき、地域という土壌はより豊かになり、やがて新しい芽も吹き出してくるだろう。そう思います。

これは、プロのライターだって全員が持ってる素養ではあれいません。でもママたちは全員持ってる。それが愛だと思います。地域への愛、ふるさとの景色への愛。あらゆる年代の人たちへの愛。

彼女たちがこれから地域に飛び出し、どんな風が吹くのか。本当に楽しみで仕方がありません。

地域づくりをしている皆さん、実績のあるプロライターさん呼んでくるのもいいけど、地域のママライターを育てましょう。彼女たちにしか書けない言葉があり、その言葉が地域を温めます。 私でよければ、お手伝いしますので!

東海新報にも記事にしていただきました

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